建設工事の種類と業種

今回は、よくある質問のひとつ、建設業許可を取得する場合に「どの業種を取得していいのかわからない・・・」という方に参考にしていただければと思います！

業種は、２９業種あります。以前は解体工事業はとび・土工工事業と一緒でしたが現在は独立してますので注意が必要です。

ではどんな業種があるのでしょうか。

①土木工事業

土木一式工事を行う場合です。総合的な企画、指導、調整のもとに土木工作物を建設する工事とされています。例えば、橋梁工事、ダム工事、トンネル本体工事、道路築造工事、土地区画整備工事、土地造成工事宅地造成工事です。

②建築工事業

原則、元請として総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事で、複数の下請業者により施工される大規模かつ複雑な工事とされています。

例えば、新築及び増改築工事、集合・共同住宅（マンション）建築工事です。

①②の土木工事業・建築工事業を取得していると５００万円未満の解体工事を行うことが可能です！

③大工工事業

木材の加工又は取付けにより工作物を築造し、又は工作物に木製設備を取付ける工事とされています。

例えば大工工事、型枠工事、造作工事です。

④左官工事業 

工作物に壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等をこて塗り、吹付け、又ははり付ける工事とされています。

例えば左官工事、モルタル工事、モルタル防水工事、吹付け工事、とぎ出し工事、洗い出し工事です。

⑤とび・土工工事業

足場の組立て、機械器具・建設資材等の重量物のクレーン等による運搬配置、鉄骨等の組立て、くい打ち、くい抜き及び場所打ちぐいを行う工事、 土砂等の掘削、盛上げ、締固め
等を行う工事、コンクリートにより工作物を築造する工事、 その他基礎的ないしは準備的工事とされています。

例えばとび工事、ひき工事、足場等仮設工事、重量物のクレーン等による揚重運搬配置工事、鉄骨組立て工事、コンクリートブロック据付け工事、 くい工事、くい打ち工事、くい抜き工事、
場所打ぐい工事、 土工事、掘削工事、根切り工事、発破工事、盛土工事、 コンクリート工事、コンクリート打設工事、コンクリート圧送工事、プレストレストコンクリート工事、地すべり防止工事、地盤改良工事、ボーリンググラウト工事、土留め工事、仮締切り工事、吹付け工事、法面保護工事、道路付属物設置工事、屋外広告物設置工事、捨石工事、外構工事、はつり工事、切断穿孔工事、アンカー工事、あと施工アンカー工事、潜水工事、駐車場のコンクリート工事もこちらにあたります。

⑥石工事業

石材（石材に類似のコンクリートブロック及び擬石を含む。）の加工又は積方により工作物を築造し、又は工作物に石材を取付ける工事とされています。

例えば石積み（張り）工事、コンクリートブロック積み（張り）工事です。

まだまだ業種があるので、続きは近日・・・